ご葬儀の時は慌てるものです。
お互いに願わないことですが、いざ不幸に直面するとご遺族としては気も動転して何から手をつけてよいのか、いろいろと心遣いの多いことであります。当社ではこうしたご遺族のお取り込みに際して、永年の実績と信用をもとに誠実誠意ご遺族のアシスタントとして葬祭サービスをしております。何なりとご遠慮なくお申し付けください。
葬儀は故人へ惜別とその冥福を祈る厳粛荘重な人生の最重要儀式であることは申すまでもありません。昔から伝えられていた地域差・宗教差によるしきたりの違いや、儀式観の違いはあります。しかも何十年に一度あるかないかということであり、また誰もが避けて通ることができたらと願っていることでもありますので、他の行事や儀式に比べて理解しにくい部分が多いのではないかと思われます。
当社では葬儀奉仕の道を明治30(1897)年より一筋に歩んできました。その経験をもとに函館市周辺のしきたりを中心とした葬儀のあり方についてこのページを作りました。
まめ知識いろいろ
死亡診断書と死亡届の手続き
死亡届はなるべく早く本籍地、住民票提出地または死亡地に、火葬の場合はその市区町村役場へ届けなければなりません。(戸籍法では7日以内)届け出の方法は「用紙が死亡届と診断書とで1枚」のものになっていますので、先ず診断書の方に医師が必要事項を記入し、死亡届の方には届出人が記入捺印します。また、届出の時、捺印がいりますので届けに押した印鑑をご持参ください。届出は代理の方でも受付てくれます。なお、届出は役所の執務時間外、休日でも受付しています。
事故死や急死の場合は警察の検死を受けて「死体検案書」をもらい、それを死亡届に添付します。役所に届出をすると「火葬許可証」が発行されますので火葬場へこの許可証を提出します。火葬が終わってから火葬場管理者が必要事項を記入して埋葬許可証が発行されます。後日墓地や寺院に納骨のとき必要となりますので大切に保管して下さい。(お骨箱の蓋の上に許可証が納められます。)
葬儀の後に気をつけること
ご近所でお世話になった方に対しての挨拶まわり、葬儀委員長ならびに葬儀役員や町内会でお世話になった方、会社関係の方や、その他で特にお世話になった方に対してお礼の意味で挨拶に行かれた方がよいでしょう。
忌明(49日忌)後、会葬・弔電・供花・供物をいただいた方に丁寧な意味でさらに礼状を送るかどうか話し合いましょう。
新仏の中陰飾りのお世話はできるだけまめに行いましょう。お霊供膳や、仏器のご飯などは毎日取り替えた方がよいでしょう。またお花の水の取り替えも忘れずにしましょう。尚、最近、火災発生の報告を耳に致します。くれぐれも、火の元にはお気をつけ下さい。お休みになられるときや、その場から離れられるときなどはローソクの火、お線香などは消していただいてもよろしいかと思います。
関東や関西では香典返しを送る慣習がありますが、函館を含む北海道ではありません。
但し、子供達の関係で義理の有る時は、子供と相談して決めましょう。お骨納めは函館では49日忌に行う家庭が多いです。自宅にお骨を安置していても違法ではありません。
上包みの表書き
仏式・・・御霊前、御仏前、御香典
神式・・・御霊前、御玉串料、御榊料
キリスト教・・・御霊前、御花料、御弔慰料
法要について
法要とは亡くなられた方の冥福を祈って供養する行事を言います。法要というと何か面倒なことのように考えがちですが、故人を偲ぶのによい機会ですから簡素であってもできる限り営みたいものです。
仏式
函館では
初七日(亡くなった日を含んで7日目)
五七日忌(亡くなった日を含んで35日目)
七七日忌(亡くなった日を含んで49日目、忌明け)
百ヶ日忌(亡くなった日を含んで100日目)
• お骨納め
函館では49日忌に行う場合が多いです。しかしこれにこだわらず、皆様が参集できる日にしてもよろしいかと思います。
• 年回忌
1周忌(次の年の死亡月日)
3回忌(2年後の死亡月日で、全て数え年でいきます。)
※同様に7回、13回、17回、23回、27回、33回、37回、50回忌、100回忌
お彼岸(春・秋2回)
お盆(新・旧どちらか1回)
神式
帰家祭
10日祭
30日祭
50日祭(忌明け)
100日祭
お骨納め
神式の法要を斎日(さいにち)と言って、10日単位になっていますから、区切りの良い日で皆様が参集できる日がよろしいかと思います。
年霊祭
1年祭
3年祭
※同様に5年祭、10年祭、以下10年毎に100年祭まで
キリスト教
プロテスタント
1ヶ月目の命日(忌明け)
召天記念式(毎年の死亡月日)
毎年11月2日(死者の日)
カトリック
3日目
7日目
30日目(忌明け)
1年目の追悼ミサ(翌年の死亡月日)、それ以降定めなし。
毎年11月2日(死者の日)
詳しくは、【葬儀Q&A葬儀や法事を行うには?】をご覧ください。